「インフルエンザ予防策・効果を検証すると」・・
「新型インフルエンザの本格流行が始まった。インフルエンザの予防策には効果が定かでないものも少なくない。
”ワクチンを打ったのにインフルエンザにかかった”こんな経験を持つ人は少なくない。
しかし、効果がないと判断するのは早計だ。
国立病院機構三重病院の神谷斉名誉院長は”インフルエンザワクチンは感染自体を防ぐことができない”と説明する。
接種すると血液中にウイルスを攻撃する抗体ができるが、ウイルスは目や鼻やのどから侵入する。血中に抗体があっても感染は防げない。
ただ、神谷斉名誉院長らが実施した研究によると、季節性インフルエンザのワクチン接種で65歳以上の発症を34〜55%予防し、脂肪は82%減らす効果があった。
もちろん効果は年によってばらつきがある。
日本臨床内科医会の研究班は毎年1万人を追跡調査し、季節性のワクチンの”有効率”を調べている。
発症を防ぐ有効率は約20〜80%の幅があるという。
10月に始まる新型のワクチンも、国産なら基本的に作り方は季節性と同じ。
ただ、季節性は成人なら1回接種ですむが、今回は2回接種になる見通し。
過去に感染したことがないため免疫をつけるのが難しいからだ。
効果が限定的な可能性があることも、理解しておかなければならない。
マスクや手洗いといった予防策に実は明確な効果を示す根拠はない。ウイルスがどのように人に感染するのかを知っておくとよい。
感染経路はおもに”飛沫感染”と”接触感染”。
飛沫感染は患者がせきやくしゃみをした時に出る飛沫を吸いこんで感染する。
飛沫が飛び散る距離は1〜2m。周囲に人がいないときはマスクをしても意味がない。
人ごみなどで必要に応じて着用する使い方が正しいだろう。
マスクは感染者が着用して周囲に病気を広げないようにする”せきエチケット”として使う効果が大きいと期待されている。
接触感染は
目鼻に触れなければ感染しないので”外出時はなるべく顔を触らないこと”
うがいの効果は多くの専門家が懐疑的な立場をとる。
ウイルスはのどの粘膜に付着すると数分で細胞に取りこまれる。頻繁にうがいはできないし鼻からの侵入も防げない。
ただ、国立感染症研究所の岡部信彦感染症情報センター長は”口の中を清潔にすることは悪いことではない”と擁護する。
こんな研究もある。
京都大学の川村隆教授は10~60代の387人を”一日3回のうがい””1日3回のヨードうがい液によるうがい””何も指示せず”の3グループに分けて真冬の時期に2か月間追跡した。水うがいをしたグループは風邪にかかるリスクが4割低くなった。
インフルエンザ以外の病原体も含めた結果だが、川村教授は”ウイルス感染を助ける口内のタンパク質を洗い流した効果ではないか”と推測している。」
日本経済新聞2009年8月30日朝刊 16面より・・
こう見てくる効果的な予防は難しいようですね。
マスクは自己防衛というよりは他人に迷惑をかけないようにするもの。
うがい、手洗いも限定的・・
ワクチンは絶対量が足りないようですし、優先順位もあるそうな・・
優先順位では後に回される庶民はどのようにして身を守ればいいのでしょうか。
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”ワクチンを打ったのにインフルエンザにかかった”こんな経験を持つ人は少なくない。
しかし、効果がないと判断するのは早計だ。
国立病院機構三重病院の神谷斉名誉院長は”インフルエンザワクチンは感染自体を防ぐことができない”と説明する。
接種すると血液中にウイルスを攻撃する抗体ができるが、ウイルスは目や鼻やのどから侵入する。血中に抗体があっても感染は防げない。
ただ、神谷斉名誉院長らが実施した研究によると、季節性インフルエンザのワクチン接種で65歳以上の発症を34〜55%予防し、脂肪は82%減らす効果があった。
もちろん効果は年によってばらつきがある。
日本臨床内科医会の研究班は毎年1万人を追跡調査し、季節性のワクチンの”有効率”を調べている。
発症を防ぐ有効率は約20〜80%の幅があるという。
10月に始まる新型のワクチンも、国産なら基本的に作り方は季節性と同じ。
ただ、季節性は成人なら1回接種ですむが、今回は2回接種になる見通し。
過去に感染したことがないため免疫をつけるのが難しいからだ。
効果が限定的な可能性があることも、理解しておかなければならない。
マスクや手洗いといった予防策に実は明確な効果を示す根拠はない。ウイルスがどのように人に感染するのかを知っておくとよい。
感染経路はおもに”飛沫感染”と”接触感染”。
飛沫感染は患者がせきやくしゃみをした時に出る飛沫を吸いこんで感染する。
飛沫が飛び散る距離は1〜2m。周囲に人がいないときはマスクをしても意味がない。
人ごみなどで必要に応じて着用する使い方が正しいだろう。
マスクは感染者が着用して周囲に病気を広げないようにする”せきエチケット”として使う効果が大きいと期待されている。
接触感染は
目鼻に触れなければ感染しないので”外出時はなるべく顔を触らないこと”
うがいの効果は多くの専門家が懐疑的な立場をとる。
ウイルスはのどの粘膜に付着すると数分で細胞に取りこまれる。頻繁にうがいはできないし鼻からの侵入も防げない。
ただ、国立感染症研究所の岡部信彦感染症情報センター長は”口の中を清潔にすることは悪いことではない”と擁護する。
こんな研究もある。
京都大学の川村隆教授は10~60代の387人を”一日3回のうがい””1日3回のヨードうがい液によるうがい””何も指示せず”の3グループに分けて真冬の時期に2か月間追跡した。水うがいをしたグループは風邪にかかるリスクが4割低くなった。
インフルエンザ以外の病原体も含めた結果だが、川村教授は”ウイルス感染を助ける口内のタンパク質を洗い流した効果ではないか”と推測している。」
日本経済新聞2009年8月30日朝刊 16面より・・
こう見てくる効果的な予防は難しいようですね。
マスクは自己防衛というよりは他人に迷惑をかけないようにするもの。
うがい、手洗いも限定的・・
ワクチンは絶対量が足りないようですし、優先順位もあるそうな・・
優先順位では後に回される庶民はどのようにして身を守ればいいのでしょうか。
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